筑波山に登る歌
久しぶりに歌のUPです。
今回は、万葉一のロマンチストと呼ばれる高橋虫麻呂の 「筑波山に登る歌」
草枕 旅の憂へを 慰もることもありやと
筑波嶺に 登りてみれば 尾花散る 師付(しつく)の田居に
雁がねも寒く来鳴きぬ 新治(にひばり)の 鳥羽の淡海(あふみ)も
秋風に 白波立ちぬ 筑波嶺のよけくを見れば
長き日(け)に 思い積みこし 憂へはやみぬ
「筑波山に登る歌」←クリゥクして頂ければ開きます。
冒頭「旅の憂へを 慰もることもありやと~」・・この時代の人にとっての旅とは余程身分の高い人でもなければけして楽しいものなどではなく、むしろ辛いものであったことが この言葉からも伺えます。
でも 結びの「筑波嶺のよけくを見れば 長き日(け)に 思い積み来し 憂へはやみぬ」
で、どんなにか素晴らしかっただろう筑波山の風景が目に浮かんでくるようで、大好きな秋の旅情あふれる歌です。
こちらは、いつか歌に伴奏が付けられるようになれたらと、8月末、ボーカロイドや優しいブログ友達を通じて知ったDTMの講座を初めて受けに行き作った演奏です。
初めてなので 習うというよりこちらのイメージに合わせて作ってもらった、という感じで おかげで家に帰って自分でやろうとすると何をどうしたのかさっぱり思い出せず。
10月末今度は自分のパソコン持ち込みで単発レッスンに行き、自分では 今のところメロディ入力がやっと、
続きを作れるようになるのはまだまだ先と思い、中途のままで残念ですがそのままUPしました。
よろしければどうぞ聞いてみてください。
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